イベントスタッフ

イベントスタッフ

イベントスタッフの仕事

イベントスタッフは、イベントやコンサート、試合会場などでチケットを切るなどの仕事をする人です。
イベントの種類はいろいろありますが、自分が好きな競技の試合やアーティストのコンサートなどにうまく当たれば、お金をもらいながら身近に感じられるので、得した気分になるでしょう。

試合やコンサートは、配置された場所によっては周囲から目立たないので、運がよければ見られるケースもあります。
コンサートでは、直接見ることができなくても歌声や間のトークなどは聞こえてきますから、十分楽しい職場です。

イベントスタッフの仕事をすると、プライベートでイベントに行ったときに見る目がガラリと変わるようです。
表舞台を支えているバックステージの人たちのことを思い出したり、軽い気持ちで自分の席に置いて帰りそうなゴミも、片付けるイベントスタッフのことを考えたら決して置いて帰ってはいけないと思うようになるとのことです。

コンサート会場のイベントスタッフ

コンサート会場ではたくさんの人たちが関わっていますが、アルバイトで募集しているイベントスタッフの仕事は会場の誘導係りやチケットのもぎりなどの仕事です。
そのイベントのスタッフTシャツが当日支給され、着用して業務を行います。

開場するまでの準備として、会場の点検やチラシの折り込みを行ったり、お客様が入って来る出入り口付近で来場の待機をします。
お客様が入ってきたら、受け取ったチケットの半券を切り取り、返すときにその座席はどの入口から入ると近いかということを一言案内します。
例えば、一階スタンドは右手の階段です、アリーナは左手に入口がありますなどです。

チケットを切る作業は楽しそうだと思われるかもしれませんが、少し緊張する瞬間でもあります。
お客様は好きなアーチストのチケットを大切に保管することも多いので、特にファンクラブに入っている人しか手に入れられないチケットの場合は、切り取り線に沿ってまっすぐに切らなければならないと神経を使います。
上手に切れなかったとき、お客様によってはクレームを出してくることもあります。

ステージがスタートすると、入って来るお客様の数も落ち着きますので、イベントスタッフの中で時間をずらしながら休憩をもらえます。
開演時間を過ぎてから入って来るお客様もいますから、全員がいっぺんに休憩をとるわけにはいきません。

もぎりで受け取った半券は、そのまま捨てるわけではありません。
実はこのあと、枚数をカウントする作業が待っているのです。
一般販売のチケット、ファンクラブから購入できるチケット、コンビニで買えるチケットなど、いくつかの種類ごとに数を合わせます。

枚数が違っていると問題になりますので、1枚の狂いもないよう、合致するまで何度でも数え直します。
数が無事に一致したら、半券を担当のスタッフさんに届けて、サインや押印をもらったら終わりです。

チケットを数えるところまでが仕事の人もいれば、コンサートが終了してからの作業もする人もあります。
最後まで仕事がある人たちの方が、1日の日給は割高になります。